宮本常一)隅々までゆたかに住み着くことのできる世界に そのために学問も政治もある RT @tiniasobu
2013/07/14
3日後にせまったアフリカ・ガボン行きを目前に、あせってフランス語のプレゼンの
準備をしながら、なぜか宮本常一『私の日本地図・沖縄』(未来社)を手にしました。
国の隅々までゆたかに住み着くことのできる世界にしたいものである。そのた
めに学問も政治もあるのだと思う。(1970年の)この夏はおそらく100人をこえる学
者たちが本土から沖縄へ調査に出かけると思う。その調査が単に自己の学問のための
みでなく、その土地の人びとのためにも何らかの役に立つものであることを念願して
止まない。(157 頁)
選挙の前の日本をあとに(不在者投票はしました!)、自然とのつきあい方の在地
の知恵(Traditional ecological knowledge TEKというのだそうです)を伝えるた
めのフィールドワーク講座の講師としてガボン共和国へ旅立つにあたっての、大切な
メッセージかと思います。
安渓遊地 安渓貴子