上関原発)埋立申請の延長をめぐる中国電力と山口県のやりとりの文書が「黒塗り開示」されました RT @tiniasobu
2013/02/21
上関原発の根っこを見る会の 上里恵子さんが、山口県が情報「開示」した資料の
抜粋を送ってくださいました。
これは「開示」したとは言わないでしょう。
県から中国電力に説明を求めたのは4回、情報開示請求で昨日届いたのは3回分。
求めた説明内容は、タイトルだけ文字が読めて、その他の詳しい文章は黒塗りです。
それから、1回目と2回目は同じタイトルが並んでいます。
黒塗りのボリュームが違いますから、何かしら変わってはいるのでしょうが。
3回目はタイトルの数が一つ減りましたが、残ったタイトルは全く同じ、一言一句変
わりません。
唯一黒塗りでないものは、以下の中国電力のサイトに載っているもののきたないコ
ピーでした。
http://www.energia.co.jp/atom/press12/p121005-1.html
報道資料
平成24年10月5日
中国電力株式会社
上関原子力発電所(1,2号機)建設に係る公有水面埋立免許の
「設計概要変更・工事竣功期間伸長許可申請書」の提出について
当社は,本日,上関原子力発電所(1,2号機)建設に係る「公有水面埋立免許」の「
設計概要変更・工事竣功期間伸長許可申請書」を,山口県へ提出しました。
上関原子力発電所建設に係る公有水面埋立免許については,10月6日に竣功期限を
迎えることから,工事竣功期間について3年の伸長を申請しました。
これに合わせ,東京電力福島第一原子力発電所での事故を踏まえ,埋立工事に関す
る対策として,発電所主要建物用地の地盤高を従来の海抜(T.P.)10mから15mへと設計
変更し,津波に対する一層の安全性を確保することとしました。
当社は,「革新的エネルギー・環境戦略」において,原子力発電所の「新設・増設
は行わない」との原則が示されたことを重く受け止めています。この原則の具体的な
適用については,政府において検討されると聞いています。
当社としては,上関原子力発電所の建設を引き続き進めたいとの思いは変わってい
ませんが,政府の検討結果を待つ必要があると考えています。
原子力発電を取り巻く状況が厳しい中,本日,公有水面埋立免許に係る申請を行い
ましたが,これは準備工事を直ちに進めようとするものではなく,あくまで,政府の
検討がなされる中で,当面の現状維持を目的とするものです。
【設計概要変更・工事竣功期間伸長許可申請内容の概要】
設計概要変更
変更前
・ 発電所主要建物用地:T.P.+10m
変更後
・ 発電所主要建物用地の地盤高をT.P.+15mに変更。
・ T.P.+5mの地盤に配置していた設備を,T.P.+15mの地盤に配置変更するため,T
.P.+15mの地盤を拡張。
変更の理由
・ 想定津波高さはT.P.+4.6m程度であり,津波による主要建物用地への浸水は
生じないと判断しているが,福島第一原子力発電所における津波被害を踏まえ,より
一層の安全性を確保するため,地盤高を変更することとした。
工事竣功期間伸長
着手日から起算して3年以内を6年以内に変更。
※「T.P.」は東京湾平均海面のことで,標高の基準となります。
以上