# 地熱発電 )#環境省 は #国立公園 での規制を緩和し条件付きで #垂直掘り も許可する方針に変化 #energy RT @tiniasobu
2012/03/22
日経新聞からの引用です。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E0E3E2E1978DE0E3E2E1E0E2E3E09797E0E2E2E2
地熱発電、国立公園での規制緩和 環境省方針
条件付きで垂直掘りも
開発が規制される国立・国定公園内での地熱発電を巡って、環境省は21日、発電の
ための掘削を条件付きで容認する方針を決めた。規制地域の外から斜めに掘る工法は
すでに認める方針を示していたが、住民の同意や環境への配慮などを条件に規制を緩
和する。原子力発電所の相次ぐ稼働停止で電力不足が懸念されるなか、地熱を含めた
再生可能エネルギーの普及を促す狙いがある。
新方針は今月中に地方環境事務所と都道府県に通知する。地元住民との合意形成や、
環境影響を最小限にとどめる技術の活用などを条件に、保護が必要な「特別地域」内
で地表から真っすぐ掘る「垂直掘り」や発電所の建設を認める。特に保護が必要な地
域は引き続き開発を制限する。
公園内での地熱発電をめぐって環境省は2月、環境保全に支障がない場合などに特
別地域外から「斜め掘り」する工法を認めるとしていた。ただ斜め掘りはコストがか
さむうえ、適当な場所が少なく、垂直掘りを求める声が出ていた。
国内の地熱発電はまだ少ないが、その潜在力は2000万キロワット(原発20基分に相
当)とされる。候補地としては「阿寒国立公園」や「栗駒国定公園」など6地域が挙
がっている。
◇ 日本自然保護協会は21日、「影響が未知数の発電施設を作ることは将来に大きな
禍根を残す。環境行政の後退と言わざるを得ない」とするコメントを出した。
中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201203220092.html
国立公園内の垂直掘り、4条件課して容認 環境省方針
環境省は21日、国立・国定公園内での地熱発電について、井戸を規制区域の外から
規制区域内に斜めに掘る場合に加え、開発事業者と地元の合意や情報公開など4条件
を満たした場合、区域内での垂直掘りや発電施設の設置も容認する方針を固めた。小
規模で景観への影響が小さい場合や、既存の温泉水を使う「バイナリー発電」など、
エネルギーの“地産地消”を目指すケースも認める。
東京電力福島第1原発事故で再生可能エネルギーへの必要性が高まる中、環境省は、
地熱発電の普及には、有力候補地が多いとされる国立公園のさらなる規制緩和が必要
と判断した。3月末までに新方針について都道府県などに通知する。
垂直掘りについては(1)地熱開発事業者と自治体、住民、自然保護団体、温泉事業
者など関係者の合意(2)自然環境や公園利用への影響を最小限にとどめ、造園や植生
の専門家を活用(3)温泉事業者への熱水供給など地域貢献(4)長期の影響監視と地域へ
の情報開示―といった条件を満たす場合、掘削や発電所設置の可能性を個別に検討す
るとした。
バイナリー発電など小規模発電については、国が開発事業者や温泉事業者に有力な
候補地の情報提供などを進め、促進を図るとした。
垂直掘りや斜め掘りを認めるのは、自然保護のため一定の規制がかかる第2種、第
3種特別地域。最も規制が厳しい特別保護地区や第1種特別地域は、従来通り開発を
制限する。