上関原発)山口県議会は「上関凍結」の文言を要望書からはずし前書きに #kamionseki #kengikai RT @tiniasobu
2011/07/06
原発推進議員の割合が圧倒的であった山口県議会がまとめた、意見書案です。
少数派としてとりまとめのためにがんばった共産党・社民党の議員さんたちには敬
意を表します。凍結という言葉を使うことにさえ、こんなに大きな抵抗があるのだと
いうことを知って、呆然とします。
以下は2紙からの引用ですが、
読売と日経では、見出しの書き方がずいぶんちがっていて、読売は「上関凍結」要望
からはずす、日経は「一時凍結を求める」となっています。見出しだけでなく、新聞
はお金はらって買って読まないと、ネット版と印刷版でもまた違っていたりします。
以下引用です。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20110705-OYT8T01125.htm
「上関凍結」要望から外す…県議会
意見書案、会派歩み寄る
「上関原発の凍結」をどう盛り込むか――。原発に関する意見書案を本会議に提出
することを決めた5日の県議会地域商工委員会。凍結を求めるかどうかで、大きな隔
たりがあった各会派は、要望項目から「上関凍結」を外すことで歩み寄った。委員た
ちは「何としてもまとめたかった」と安堵(あんど)した。(藤井慎也)
県議会では、意見書案の提出は全会一致が慣例。午前中、国井益雄委員長(県政ク
ラブ)が5会派の案を一本化した文案を提示したが、委員たちは午後、別室に移って
約1時間半の非公開会議を開き、さらに文案をすり合わせた。意見書案は、前書きで
「上関原発計画は一時凍結せざるを得ない状況」と触れ、国に福島第一原発事故の収
束や安全指針見直しを求める内容となった。
終了後、「上関原発計画の中止」を求めた共産党の藤本一規委員は「ガラス細工の
意見書を壊したくなかった」と、全会一致を重視した。要望項目に「凍結」を盛り込
んでいた公明党の先城憲尚委員は「(凍結が盛り込まれた)前文も意見書」と納得。
項目から「上関原発」の文言を外していた民主・連合の会の井上剛委員も「市町議会
で意見書が可決される中、県議会も何としても提出したかった」と語った。
自民党の友広巌副委員長は「国に課題にしっかり取り組んでほしいというメッセー
ジだ」。最後まで「凍結」の文言を外すことにこだわった自民党新生会の竹本貞夫委
員は「『凍結』という言葉が一人歩きし、県民に議論再開さえできないと、誤解を与
えたくなかった」と説明した。
(2011年7月6日 読売新聞)
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E2E7E2E1E58DE2E7E2E5E0E2E3E39797E3E2E2E2;at=DGXZZO0195166008122009000000
上関原発の建設、一時凍結求める 山口県議会が意見書案
2011/7/5 21:23
山口県議会は5日、中国電力の上関原子力発電所(山口県上関町)建設計画につい
て、事実上の一時凍結を求める意見書案を全会派でまとめた。8日の本会議に提出す
る。意見書案は国に原発の安全対策の強化を求める内容。原発新増設の位置付けの明
確化や安全体制が確立されない限り、「建設計画を一時凍結せざるを得ない状況と考
える」とした。
山口県の二井関成知事も6月27日の県議会で、県が中国電力に付与している建設予
定地の埋め立て免許の延長を、国が新たな指針などを示さなければ認めない方針を表
明している。上関町を除き、国の原発交付金を受ける予定の柳井市など5市町は、い
ずれも凍結などを求める意見書を可決している。