世界遺産とウラン開発)オーストラリア北部クンガラのウラン鉱区が世界遺産のカカドゥ国立公園に編入 #jabiluka #kakadu #uranium #sekaiisan #RT @tiniasobu
2011/06/28
京都精華大学のたたかう文化人類学者・細川弘明さんからの朗報です。
上関の海も特別の法的な縛りをかけて守るべき世界の財産です。
参考になるかもしれませんね。
以下引用
すでにツイッターで速報しましたが、パリで開催中のユネスコ世界遺産委員会にお
いて、
北オーストラリアのクンガラ Koongarra 地区を世界遺産「カカドゥ国立公園」に編
入することが決定されました。
これで、同地区でウラン採掘権をもつ仏・アレバ社(旧・フランス国立原子力開発
機構)によるウラン採掘は不可能となりました。
30年以上にわたりウラン開発に抵抗を続けてきたグンジェイッミ・アボリジニーの
希望がひとつ実現しました。
次は、操業中のレンジャー・ウラン鉱山の閉鎖、そしてカカドゥ国立公園への編入、
そして、
「凍結」中のジャビルカ鉱区の開発断念、そしてカカドゥ国立公園への編入
── これらの実現をめざしていきましょう。
クンガラ鉱区では、日本の旧動燃(現・核燃サイクル機構)もナチュラルアナログ
試験を繰り返すなど、開発に関与してきました。
グンジェイッミ先住民族法人(GAC)のプレス発表(英語)およびクンガラ地区の
土地権代表者であるジェフリー・リーさん(Djok
Gundjeihmi氏族)の声明(グンジェイッミ語と英語翻訳)は
こちら↓です。
http://www.mirarr.net/media/GAC_media_UNESCO_27_June2011.pdf
【注釈】
(1)クンガラの先住民族土地権をもつジョック(Djok
Gundjeihmi)氏族とレンジャーおよびジャビルカの先住民族土地権をもつミラル(Mi
rarr
Gundjeihmi)氏族は、ともにグンジェイッミ語を話すアボリジニー集団で、相互に親
族関係にあり、多くの神話・儀礼を共有しています。(グンジェイッミ語の表記で
dj は英語の j に近い音、h は声門閉鎖子音です。)
(2)ジャビルカ(グンジェイッミ語での表記はDjabulukku、英語表記ではJabiluka)
、レンジャー、クンガラの
3つのウラン鉱床地区は、カカドゥ国立公園の中に位置しますが、ウラン開発のため
に国立公園(および世界遺産)指定から除外されるという不自然な状態が続いてきま
した。このことは、世界遺産委員会でもこれまでたびたび問題視され議論されてきま
したが、今回、クンガラのカカドゥ編入という至極まっとうな結論が出たことは、ジャ
ビルカ開発問題の今後にも強い影響をおよぼすと考えられます。
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細川弘明 拝 twitter.com/ngalyak
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★アジア太平洋資料センター(PARC)の雑誌です。
『オルタ』2011年7・8月号
特集 本気で脱原発
執筆陣: 田中優/大島堅一/糸長浩司/山内知也/
佐久間智子/村田あづさ(祝島通信)/福田 邦夫/ほか
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以上で引用を終わります。
引用者 安渓遊地