迷える研究者へのメッセージ)さっぽろの日本生態学会・3/10午前中・生物多様性関連でいくつもある会場のどれにしようか困っておられるあなたへ @tiniasobu #esj #biodiversity #conservation
2011/03/08
3/8 朝修正 松田裕之さんからのご指摘で、T-13の5 の発表をされる 本田さんの所属をより正確なものに修正しました。
ありがとうございました。
生態学・学会に興味のあるみなさま
あんけいゆうじです。山口からさっぽろにやってきました。
さて、生態学会、3月10日の朝、プログラムをご覧になると、ちょっと悩ましい組み合わせを発見!次の二つが同じ時間帯で、どっちにしようか、と迷われる方も多いと思います。
B会場 9:00-12:00 S08
なぜ,日本列島の生物多様性は保たれてきたのか?-ダイアモンド「文明崩壊」を越えて-
企画者: 湯本貴和さん(地球研)
[S08-1] 趣旨説明 湯本貴和(地球研)
[S08-2] 気候変動と人間活動からみた日本列島の植生変化 高原光(京都府大・生命環境)
[S08-3] 野生動物と狩猟の歴史 梶光一(東京農工大・農)
[S08-4] 山村の歴史と生物資源利用 白水智(中央学院大・法)
[S08-5] 日本列島の生物多様性が維持されてきた要因 辻野亮(地球研)
[S08-6] 生物文化多様性の視点からの保全生態学 湯本貴和(地球研)
E会場 19:30-11:30 T13 日本の海の生物多様性保全のために学会ができること
企画者: 安渓 遊地(山口県大)
[T13-1] 学会の要望書とそのききめの検証 安渓遊地(山口県大・国際)
[T13-2] 日本列島弧の海岸の生物多様性の特徴と現状 加藤 真(京大院・人間 環境)
[T13-3] 諌早湾干拓と原発―基礎生物学から見えること 佐藤正典(鹿児島大・理)
[T13-4] 砂州消失問題から見える四万十川と土佐湾の生物多様性の危機 伊谷 行(高知大・教)
[T13-5] 北方四島―ボーダーの海をどう守るか 本間浩昭(毎日新聞社北海道支社報道部・根室 )
じつは、安渓遊地・安渓貴子も、地球研湯本プロジェクトに5年間入れてもらっていて、S08には当然、馳せさんじるべきところですが、 体がひとつしかありませんので、あきらめます。
両方を客観的にながめて、生態学会では二度と聞けないかもしれない発表は何か、という視点から
S08 では、[S08-4] 山村の歴史と生物資源利用 白水智(中央学院大・法)を押したいと思います。
しろうず・さとし さんは、他の班員や学生たちと秋山郷にかよって、蔵に充満する古文書の山をみつけあてました。その結果、中世から江戸にかけて、山の資源の争奪と保全をめぐる熾烈な争論が展開されていたことがわかる、という歴史家からのメッセージです。
T13では、加藤真さんの海への愛がふつふつとわいてくる発表はやはりお勧めで、
そして、[T13-5] 北方四島―ボーダーの海をどう守るか 本間浩昭(毎日新聞社北海道支社報道部・根室 )は、
気鋭のジャーナリストが、北方四島での資源収奪と自然破壊の現状を告発し、ロシア政府や日本政府につける薬を具体的に提案するという、見逃せない内容です。これは、10時20分(もうちょっと早いかもしれませんが)ごろから始まるとおもいます。
twitterでは、
Yudai Okuyamaさんがエールをつぶやいてくださいています。ご自分のを聞かないでも、T13を聞きに行って! とは誇張とおもいますが、まことにありがとうございます。
http://twitter.com/#!/yokuyama
yokuyama Yudai Okuyama師曰く「周防灘は、海洋保護区にこそふさわしい場所であり、原子力発電所を建設するのに最もふさわしくない場所である。辺野古の海草群落、泡瀬の海草干潟、奄美諸島の入江など、世界に誇るべき日本のかけがえのない海の自然が、不当に低い評価をされたまま開発によって失われる危機に直面している 」4時間前
yokuyama Yudai Okuyamaもう一度宣伝。3月10日9:30-11:30 T13 「日本の海の生物多様性保全のために学会ができること」 http://p.tl/3Wbf 真剣に生態学を志すなら、差し迫った生物多様性の危機に無関心ではおれないはずだと思います。4時間前
yokuyama Yudai Okuyamaあー!僕らの企画集会と@tiniasobuさんの企画集会がバッティングしてる!もう何と言うかものすごい残念。もし分類学会連合で僕の話を聞いた方がいたら内容は(残念ながら)全く同じなのでその部分だけでも迷わずT13 「日本の海の生物多様性保全のために学会ができること」にGoです!4時間前
おまけ
gakeau kazy@yokuyama おや、安渓さんは人類学会で「調査されるという迷惑」といういいブックレットを出した人。生態学会行けないけどここにも会いたい人がいますよーと言っといて(笑)
ありがとうございます!
日本生態学会自然保護専門委員・上関要望書アフターケア委員長
安渓遊地(あんけい・ゆうじ)