一貫野住民の声）なぜ反対なのか、その理由
2005/11/25(金)
平成17年10月6日に 一貫野の全戸に配布されたメッセージです。
一貫野一般廃棄物最終処分場計画の反対理由
一貫野部落の皆様このたび，市環境部から一般廃棄物最終処分場が一貫野部落に計画されていることを知り，自然に恵まれた一貫野部落に魅力を感じて，これまでの蓄えをほとんど投じて定住し，一貫野におけるこれからの農業の在り方を模索しながら意欲的に営農を始めた私にとって晴天の霹靂です。
私がこの計画に真っ向から反対する理由は，�� 自然に恵まれたおいしい一貫野の農産物に対する消費者の認識に著しい弊害を及ぼし，一貫野部落の将来展望が閉ざされてしまう。�� この計画がいったん実施されたら，取り返しがつかず，この施設が老朽化するにつれて事態は悪化するばかりである。�� 農業振興地区であり，環境保全に官民で積極的に取り組んでいる椹野川の源流にこのような公害施設を敢えて計画する市の考えにはおおきな矛盾がある。の３点にあります。
一貫野部落は，今も将来も営農で活力を得ます。近い将来は，集団営農へと変貌する可能性があります。
営農は農業生産と農産物の販路の両輪からなり，この拡大が一貫野の将来の展望だと信じています。特に，販路の拡大が最重要課題であります。このなかに生産者と消費者との直接取引が重要なポイントとなります。このとき，一貫野の農産物に対する信用は，最終処分場がある場合と自然に恵まれた現状のままの場合とどちらが高いでしょうか。ここに私が反対する最大の理由があります。
当該計画を受け入れ，農業倉庫や公民館などが新しくなっても，われわれの子孫の代になると老朽化するものです。一方，最終処分場施設は老朽化するとともに環境への弊害が増すばかりで，未来永劫に始末に負えない厄介者として存在することとなります。そのとき，われわれの子孫に対して今の選択についてどのように釈明できるのでしょうか。
以上