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地下水の汚染)今治市一般廃棄物処分場周辺で環境基準の5400倍の水銀が

2006/05/13(土)



2006年5月12日付の「asahi.com」のマイタウン・愛媛(朝日新聞の地方版に相当)

http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000000605120004

に写真入りでショッキングな記事が載っています。


 以下、ご参考までに
 なお、ニュースの中の阿部悦子議員は、環瀬戸内海会議のメンバーで、瀬戸内海を環境破壊から守ろうという動きで活躍しておられます。
 ふしの川の最上流部で活動するわれわれも、瀬戸内海に流れ込むすべての川の住民とともに、海を守る動きの中にあるという自覚にたちたいと思います。

以下、引用

今治の地下水汚染 「健康への影響不安」

2006年05月12日写真

環境基準の5400倍の水銀が検出された井戸(手前)。すぐ近くに民家がある=今治市桜井で

◇市処分場周辺住民
 因果関係調査を

 今治市が同市桜井の市一般廃棄物処分場周辺の地下水から環境基準の5400倍の水銀などの物質が検出されたことを公表した11日、地元住民らでつくる「桜井の自然を守る会」 (林修三代表) は越智忍市長あてに処分場への今後のごみ搬入に反対する「不同意書」  を提出した。 「地下水汚染の因果関係や住民の健康について、行政は迅速に対策を取ってほしい」 と訴えている。 
 (寺門充)

 不同意書の提出のため市役所を訪れたのは、林さんら処分場に近い桜井沖浦地区の住民4人と守る会会員の阿部悦子県議ら2人。 市民環境部の越智正規次長と曽我部通・環境政策課長が住民49人の署名が添えられた不同意書を受け取り、約40分間話し合った。

 市は地下水の水銀汚染と処分場との因果関係について否定し、処分場内の井戸から採取した水からは基準を上回る水銀が検出されないことなどを理由に挙げた。
 ただ、原因調査はこれまでしていないという。

 また、水銀をはじめ環境基準を超えていた有害物質は5種類で、鉛、ヒ素、ホウ素、フッ素については97年ごろから、水銀については01年ごろから把握していたという。

 ダイオキシン汚染の恐れのある焼却灰なども埋め立てられているため、ダイオキシンの調査もしたが、環境基準は超えていなかったと説明。 住民の一部にぜんそくなど呼吸器系の健康被害を訴える声があることについては、大気汚染を示すデータは市の調査で出ていないと答えた。

 これに対し、住民側は「実際にガス臭く、健康への影響が不安だ。 早急に健康調査をしてほしい」 と要望した。

 市側は既にほぼ満杯で03年度以降はごみの搬入をしていない処分場の今後の扱いについては、「4案を検討中で、方針は決まっていない」 と説明。 4案には、かさ上げや埋め立て済みのごみ搬出などによる処分場の再利用と閉鎖の両方の方針が盛り込まれているという。

 市は、基準の5400倍の水銀が検出されていたことについて市議会にも報告していなかった。 「隠すつもりはなかったが、地元住民の中に風評被害を恐れる声があり、個別に伝える形になった」 (市環境政策課) と釈明している。





ふしの川清流の会