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やまぐち市ごみ処分場問題)二つの集落が力をあわせて「ふしの川清流の会(仮称)」が発足、早速活動を開始

2005/11/07(月)



11月5日をもって、「一貫野部落ごみ処分場対策委員会(代表 岩田 進)が立ち上がったのと時を同じくして、坂本部落ごみ処分場対策委員会と力をあわせる新しい組織をつくって、広く多くの人々の協力をもとめていく体制作りをすることがきまりました。総会を開くまでは「仮称」がつきますが、設立の趣旨と早速おこなった活動についての、マスコミ発表資料を転載しておきます。

                               2005年11月7日午前10時半

山口市一般ゴミ処分場問題をめぐって、両候補に公開質問状を提出

 市長選の取材お疲れ様です。
 11月5日の一貫野部落集会は、19時から22時まで山口市環境部による説明があり、質問に対して充分な答えはありませんでしたが、木村部長が打ち切りを宣言して退席し、そのあと部落集会として議論を重ねました。その結果、マスコミの皆さんの立ち会いのもと、1)市にこれ以上の説明に来てもらう必要がないことと、2)部落として地域の和を割るような形で無理に賛否を議決することはしない、ということが最終的に決定されました。
 この決定を受けて、一貫野部落在住の有志は、「一貫野部落ごみ処分場対策委員会」を発足させ、これまで活発に署名活動等を展開してきた坂本部落ごみ処分場対策委員会と歩調をあわせて、あたらしい運動を起こすことにしました。当面の目標は、椹野川流域に居住するすべての人々、全山口市民、環境問題に関心をよせるすべての人々に対して、井戸水など地域住民の飲み水であり、市民の上水道の取水源であり、農業用水でもある川の最源流部に処分場を建設することの不当性を明らかにすることです。その取り組みを通して、さらにこうした問題を引き起こすような、自治会と市行政の癒着や積年のよどみに対しても自浄能力を発揮して、本当に地元からの生活環境を保全していくためのさまざまな取り組みをしていきたいと考えています。
 そのために、わたしたちは新しい組織を立ち上げます。11月6日に世話人会をひらいて、現在は仮称ですが、「ふしの川清流の会」という名前で活動していこうと考えています。今後、総会を開き、規約を承認することで正式名称となり、活動計画も公表いたします。
この公開質問は、わたしたちの会の活動の第一のものです。両候補からの回答がそろい次第、(順調にいけば11月9日の深夜までに)ホームページに回答を掲載するとともに、市政記者クラブに写しをお届けします。

ふしの川清流の会(仮称)

・ 一貫野部落ごみ処分場対策委員会  代表 岩田 進・ 坂本部落ごみ処分場対策委員会   代表 水津弘美

事務局 〒753―0302 山口市仁保中郷6364番地(一貫野) 神徳治雄
      電子メール   ktgeosur@c−able.ne.jp

      以下は、本日それぞれの選挙事務所に提出された書類の写しです(実際の文書では候補者名をを使っていますが、ここでは市長候補者として表記したもの1通だけを示しておきます。)


                                         平成17年11月7日市長候補者様

公開質問書
 わたしたちは、椹野川流域に住んで、その清流の恩恵を日々受けているものとして、その恵みに感謝しながら、川を汚染しない生活をめざしております。ご承知のとおり、現在、椹野川最源流部の仁保一貫野地区で新山口市の一般廃棄物最終処分場計画が持ち上がっています。ここは、山口市民が飲料水としている椹野川の源流にあたるだけでなく、仁保地区は、豊かな村づくりで日本一となり、天皇杯を受賞するほど農業を中心とした村作りに行政ともども尽力しているところでもあります。
 この一般廃棄物最終処分場については、環境面と農業振興面との両方に絡んだ重要な問題を提起しています。10月末までに仁保地区世帯の64%が既に反対の署名をしております。また、11月5日の一貫野部落における山口市環境部の3回目の説明会のあと、一貫野部落としては、賛否の決をとることができないことと、これ以上市の説明を聞く必要はない、という最終結論に達しております。
 市民が安心してくらせる健康な環境を守るための生産者と消費者と手を組んだ安心・安全な農産物を柱とする農業振興は、市政にとって大変重要な課題と考えます。市民19万人のごみを投入する新処分場の建設は、新市の最重要課題であるので、新市長のもとで市議会などにおいて十分な審議がなされるべきであります。
 このような背景をもつ処分場について、下記のとおり、市長候補者としてのご見解をお伺いしたいと思います。なお、大変お忙しいところとは存じますが、11月9日夕刻までに文書(ファックスあるいはメールでも結構です。)でご回答をくださるようお願い申し上げます。その内容については、マスコミおよびインターネット等でそのまま公開させていただきますので、申し添えます。

ふしの川清流の会(仮称)・ 一貫野部落ごみ処分場対策委員会  代表 岩田 進・ 坂本部落ごみ処分場対策委員会   代表 水津弘美

事務局 〒753―0302 山口市仁保中郷6364番地(一貫野) 神徳治雄


回答 
 (右にご署名と捺印をお願いします)                  印

質問1 山口市の新しい一般廃棄物処分場の場所の選定にあたっての基準として重要とお考えのものは何ですか。


質問2 住民合意を得ていくための方法についてのお考え。


                                    以上





ふしの川清流の会