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やまぐち市ごみ処分場問題)2005年3月から11月初めの経緯

2005/11/01(火)



山口市の一般廃棄物最終処分場の次期候補地として仁保・一貫野が推薦された経緯
           (2005年3月から10月)
03月21日 山口市から仁保の坂本地区に打診があったが、拒否した
06月07日 仁保開発協議会が岩国処分場の視察を提案 06月08日 自治会の動き

06月10日     自治会長の言葉「坂本がだめになったが、他がある。」⇒仁保自治会が動かないと市担当者は活動できない。 6月議会で仁保地区選出の須藤議員が質問。候補地を探していると山口市が回答:仁保、小鯖、平川に打診した結果、仁保のみが回答したと答弁
08月17日 坂本地区断固反対を表明、翌日坂本地区は市に意志を伝える。
08月21日 一貫野中山間直接支払制度の世話人と部落役員10名が話し合い。役員で話を決めて、その結論を集落の人々に周知するという意向だったが、一部役員の反対で部落集会にかけることになった。

08月28日 一貫野集落の集会。市、一貫野部落に説明。市は「見返りなし」と回答したが、解散後部落役員から「皆の思い」という文章が配布される。

08月31日 安渓(9月末までスペインに滞在)⇒山本繁正自治会長へ電話で質問
         以下はその回答から
        産廃は悪いが、行政が計画する処理場は良い。
処理場の件は、あと一週間ほどで決めてしまおうと思っている。
話はあらかたついている。特に若者たちがは強く賛成している。
処理場からの排水は、集落排水よりきれいになるという。それなら
        問題はないと判断。
「源流を守る会」も中心になって賛成し、推進してくれている。
守る会に募金をしてくれた1万人もの人にいちいち説明してまわって
         了解をとることはできない。
09月04日 一貫野から岩国処理場を視察:事後、一貫野の自治委員であり、仁保の自治会長である山本繁正氏が「採決」を提案したが撤回

09月12日 市議会 須藤議員、市議会で処理場の一貫野候補地選定について一般質問。源流地は避けるべき等4項目の条件を提案。

09月13日 仁保自治会開催の案内

09月20日 仁保自治会(23名)。次のような説明があった。
良いものばかり仁保に持ってくるのは不公平、悪いものも受け入れる姿勢が必要
一貫野が候補地になったのは、たまたまである。最初から計画していたのではない。
産廃は悪いが、行政がやるものは良いに決まっている。
    坂本集落の自治委員は、「安心・安全の農産物を作っている坂本は、購買者への影響もあり反対である。」と述べた。
自治委員会として、再度施設の視察に行きたい。
仁保地区選手の市会議員5名は賛成してくれた、と説明された。
       (行政の判断もない段階で議員が賛否を表明することはできないので、
        何かの誤りであろう)。

09月24日 坂本地区集会:署名活動することを議決

09月26日 一貫野集落のI氏が市役所を訪問、渡辺環境保全課長と面接。以下はその回答
    候補地の選定は、自治会に打診したところ仁保から話があった。
放流する水は元の水ほどきれいではないが基準値は通過している。たし、飲めるとまでは言えない。
汚染への影響は責任をもって説明させてもらうが、環境への影響を
         永久に保障するものではない。
定期的に調査を行い、異常があれば全て掘り起こして整備しなおす。
操業停止後2年間放置、廃止告示後10年間水質検査する。
「源流を守る会」も中心になって賛成し、推進してくれている。
          (守る会副会長言)

⇒それならば源流を守る会の活動によって市有地になった「四季の森」予定地に設置すれば問題はないのではないか。
      回答 その件は、考えていない。
10月01日 坂本地区集会 建設反対の折込チラシを新聞に入れることを決議

10月04日 一貫野集会の案内状が部落長名で配布。10月10日夕方に集会をもつ。

10月05日 坂本地区集会 署名活動を議決要望書と署名を提出することに決定。署名活動で仁保・上郷のコープ主催のバザーにおいて署名を要請したところ源流を守る会会長(コープ山口元理事長)自ら断った。

10月06日 坂本ゴミ対策委員会が山口市(環境保全課長応対)に要望書を手交

10月10日 一貫野地区集会 坂本地区民有志、むしろ旗を立てて市への要請。「市はまず坂本に答えよ」に対して、市側が答えないため会場に入れず、         説明会は中止。マスコミの取材あり。
10月11日 一貫野地区集会、前日中止になった集会が夜8時から急遽もたれた。
        市への質問が多数出され、市としては水質についての椹野川漁協との協定(BODは1ミリグラム以下)など「不勉強でした」と認めたため、再度の説明会をもつこととなった。説明会が11時半までかかったため
10月13日 源流を守る会 役員会開催 出席者が少なく、組織の代表はほとんど参加せず。

新聞報道によると「市民参加型の組織でごみ行政を監視する組織を立ち上げる。」とあるが、参加者によれば、そのような内容の議論はされなかったという。事務局側の一方的発表であった。

10月19日    坂本地区ごみ処分場対策委員会、反対署名921名分を山口市に追加提出
10月20日 仁保自治会から岩国の処分場視察。自治会、自治委員のみに案内があり、通常は参加する参与を除外して行った。帰着後に集会を行い、「一貫野集落が了解すれば自治会としては文句ありませんの」ということを山本繁正自治会長がいい、一部の自治委員の拍手で解散。

11月1日    坂本地区ごみ処分場対策委員会、反対署名第3次分を山口市に提出。
        合計2000筆以上、仁保地区で1400筆を越え、農家戸数の約64%以上をカバーする結果となった。

11月2日 「源流を守る会」を「ごみ行政を監視する会」に衣替えする集会予定。

11月5日 19時、一貫野集落への市の第三回説明会(予定)





ふしの川清流の会