2005/10/31(月)
見返りは?
「迷惑施設」受け入れの見返りとして地元が山口市当局に期待しているのは、直接的には、築30年になる仁保公民館を、道の駅の側に建て替えることことと、予定地とされる一貫野の公民館や農業用倉庫の建て替えなどです。
市としては、公には「予算の範囲内で公平かつ適正に執行する」と応えるしかないわけですが……。
予定地とされた集落で、市の一回目の説明会の日に配られた「皆の思い」と称するかなり露骨なおねだりの文章や、仁保の中でも、「いい公民館が建つなら、少々はがまんしてもいい」という声が聞かれたりするように、自治会長を中心にして、見返りがあることをほのめかしながらの多数派工作がおこなわれているようです。
10月28日の「サンデー山口」の記事で仁保の自治会長は、「これまで仁保は、集落排水やほ場、道の駅の整備など、市民の手厚い応援によって豊かな村作りを進めてきた。本当に市民が困っているならと、手を上げた。」と述べていますが、見返りなしに手を上げたわけでもないようです。
10月中旬に仁保村作り塾から全戸に配布された、どんな公民館がほしいかという
アンケートもにわかに生臭いものに思えてきます。