Yuccaにて第2回やまぐち中日文化交流会開かれる
2009/05/17
5月17日(日)、地域交流スペースYuccaにて、第2回やまぐち中日文化交流会が開催されました。
今回は「中国における日本アニメ・マンガブームと日中友好の未来」というタイトルで、県立大学大学院生の留学生の高 静さんが発表されました。
世界中を魅了する日本のアニメ・マンガは、中国においても高い人気で、漫画の80%くらいが日本製、中国製は11%、欧米製が9%とほとんどが日本製で占められています。
特に1980年代以降に生まれた子供は「80後」と呼ばれ、日本のアニメを見て育った世代です。1981年に中国で初放映されたのは「鉄腕アトム」で、それ以後日本語ブームがわき起こったそうです。
高さん自身も
鉄腕アトムや
どらえもん、
ちびまる子ちゃんなどが大好きで、マンガから日本語や日本文化を吸収し、「いつか日本へ行ってみたい」とあこがれたそうです。
特に
ちびまる子ちゃんのマンガの中の日本家屋にある畳や障子は驚きであったようです。その幼少時の驚きが現在の留学にまでつながっていることが素晴らしいですね。
高さんは流暢な日本語で報告されました。マンガをとおして、「日本の心」や文化を深く広く理解しようとしておられる様子に、とても好感が持てました。
後の意見交換では、他の留学生から「日本から中国へ来た留学生は、なかなか中国人と交流せずに日本人同士が固まっている事が多かった。もっと中国人にも声をかけて仲良くなってほしい。」などの要望も出ていました。また、参加した主婦の方が、さくらももこ著の「もものかんづめ」という本を高さんにプレゼントする約束をされたり、まさにほほ笑ましい民間の国際交流風景でした。