「環境特別講座・第4弾! 山本良一 先生」
2008/11/21
「環境特別講座」の第4弾が11月15日(土)、山口県立大学において開催されました。
今回は「身近なことから始めよう ~ 持続可能な社会の実現を目指して ~ 」と題して、東京大学生産技術研究所教授 山 本 良 一 先 生 に講演並びにグループ討議の指導・助言をいただきました。
冒頭、先生から
「我々が予想していた以上に温暖化は進んでいる。」
「従来の積み上げ方式による対策では間に合わない。革命が必要」
「今後10年以内に、遅くとも20年以内に具体的な対策を取らないと、手遅れになる。」
という衝撃的な見解が次々に述べられ、参加者は、地球温暖化が極めて深刻な状況にあることを改めて認識させられました。
その後、3班に分かれてグループ討議を行いました。先生のお話に戸惑いながらも、参加者は「危機感」を共有しながら積極的に意見を交換しました。
その中から、特徴的な意見をご紹介しましょう。
① 事実を正しく知る → 自ら行動を起こす → 周辺から他人へ「影響力」を行使し、取組の輪を広げる。
② 環境ビジネスを発展させる絶好のチャンス。まさに「環境と経済の好循環」で二酸化炭素を減らそう。
③ 「地球環境」に関し、政治家には確たる理念がない。政治家に目覚めてほしい。
最後に、山本先生から「攘夷を断行しながら、一方では長州ファイブをイギリスに派遣し、将来の日本を見据え、革命を成し遂げた山口県 がんばれ!」のエールを贈られ、参加者一同、感激するとともに決意を新たにしました。