基礎セミナーⅠ:古紙再生のしくみに興味津津!
2008/06/12
「基礎セミナーⅠ」・第15グループ(山田健太代表)は、紙の消費・リサイクルについて取り組んでいますが、その情報収集の一環として、6月12日(水)、日本製紙株式会社岩国工場技術室の安永敦美室長をお招きし、「古紙再生の仕組み」を中心に、リサイクルのメリット・デメリット、製紙業界の取り組んでいる環境対策などについて学びました。
日本人1人当たりの紙消費量は約255kg(2005年)で、世界平均の約4.5倍と多いが、古紙回収率は約71%(2005年)とドイツ(75%)と並んで世界のトップクラス。
また、日本の製紙業界は「再生可能な資源の活用」に積極的に取り組み、業界全体で海外で61万ha(広島県と同じ面積)の植林を行い、2012年度までには71万haに拡大する計画。日本製紙についていえば、「Tree Farm 構想」に沿って2008年度までに16万5千haを達成し、2015年度までに20万haに拡大する計画です。
このように、製紙業界は「必要とする原料はすべて植林で」に向け堅実かつ急速な歩みを進めています。
安永室長の熱心な講義に、受講生一同、大いに目を開かれた思いを抱きました。貴重なお話を本当にありがとうございました。
第15グループには、今回の情報を踏まえ、さらに実り多き展開を期待しましょう。